サラウンドは、特に低周波で大きな変形をする場合があります。大きな回転に対しては、線形歪み解析では、正確に解けません。大変形解析を使って、負荷対変位カーブが計算されます。この非線形性は、ひずみの潜在的な原因となります。
オーディオ分野での適用例 |
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小さな変位では、歪みと回転は微小であると仮定され、その負荷対変位応答は、線形となります(青いライン)。歪みが大きな回転を含んでいる場合は、線形理論の仮定は、適切ではありません。より正確な歪み解析が必要になります。大変形解析は、歪みの対数的特性を用いて、ラグランジュ法(Lagrangian Formulation)に基づいて行なわれます。