新しい図形とテキスト注釈

新しい図形とテキスト注釈

DADiSP6.5では折れ線、長方形、多角形、楕円とテキストオブジェクトを強化しています。図形やテキストオブジェクトはツールバーまたはプログラムによって生成することができます。したがって、以下の機能が使用できます。

  1. 新しい「Drawing Toolbar」は長方形、多角形と楕円の透明または塗りつぶし図形の作成をサポートします。
  2. ダイアログ全体のテキスト表示、図形や線の編集
  3. ワークシートへのタイトルとフッターの追加
  4. 任意の図形や線に対するテキストタグ
  5. オブジェクトハンドルを用いた図形や線の参照。

    オブジェクトハンドルでは簡単なhandle.property構文を利用してオブジェクトのプロパティーの取得または設定ができます。その一例を以下に示します。

    // 線を生成
    1..100;
    // テキストの追加
    handle = text(10.0, 20.0, "My Text");

    color = handle.color; // get object color
    handle.color = lred; // set color to light red
    handle.text = "Example Text"; // set object text

    以下はウィンドウに長方形を作り、オブジェクトハンドルを使用して色と幅の設定と長方形を色で塗る例となります。

    W1: gsin(100,.01);
    h = rectdraw(W1, 0.2, -0.5, 0.6, 1.0);
    h.color = lred; h.width = 4;h.fill = yellow;
  6. プロパティーからオブジェクトの検索
    h = findhandle(W1);

    W1に含まれるすべてのテキスト、線と図形に対するハンドルの配列を返します。

    h = findhandle(W1, "color", lred);

    W1に含まれるすべてのテキスト、線と図形に対するハンドルの配列を明るい赤色で返します。

    h = findhandle(W1, "color", lred, "shape", "ellipse");
    h.fill = lgreen;

    W1に含まれるすべての楕円オブジェクトに、枠線の色は明るい赤と塗りつぶし色は明るい緑のハンドル配列を返します。ウィンドウに含まれている任意のオブジェクトに対して任意に組み合わせたプロパティーの設定を指定することができます。

    findtext関数ではテキストオブジェクトのみを検索し、findshape関数は図形や線のみを検索する。