DADiSP / UFFの機能詳細

Universal File Format

PNRFインポートモジュールUniversal File format (UFF)は、1960年代後半から1970年代前半にStructural Dynamics Research Corporation (SDRC)で開発されました。開発理由は、コンピュータ支援設計(CAD)とコンピュータ支援検査(CAT)の間でのデータの受け渡しを容易にすることです。 UFFファイルはマルチなフォーマットで構成されており、各フォーマットは80の文字(FORTRAN card image)のASCIIコードで指定され、各UFFフォーマットは分離記号によって固有の順序で並びます。

データの中の設定は一つのUFFファイルに保存されます。各設定の開始は”-1”で示され、右詰め、1~6列になります。次のラインはユニバーサルデータセット数/タイプを示し、 各タイプは与えられたヘッダー情報とデータのフォーマットをもつのでそれぞれ異なります。

UFF Type 58

最も一般的に使用されているフォーマットは、UFF Type 58またはNodal DOFの関数です。UFF Type 58はダイナミックな試験データのために設計されたものでDADiSP/UFFモジュールに対応しています。さらに、バイナリ形式のUFF Type 58bフォーマットにも対応しているため、バイナリ形式によるデータの保存が可能です。

UFFインポート

PNRFインポートモジュールDADiSP/UFFモジュールはUFF Type 58やType 58bのデータファイルをインポートし、自動的にサンプリングレート、オフセット、単位を各チャネルに設定します。複数のデータは、DADiSPの個別のデータシートに保存されます。インポートされたチャネルは個別のウィンドウへ読み込まれ、一つのウィンドウへ統合されます。

UFF エクスポートシリーズ

PNRFインポートモジュールDADiSP/UFFモジュールは、一つまたは複数のDADiSPシリーズをASCII Type 58とバイナリ形式のType 58bのフォーマットに保存します。新しいシリーズは既存のUFFファイルに追加されます。

UFFデータフォーマット

Type 58とType 58bのインターバルとXYシリーズデータがインポートまたはエクスポートできます。実数と虚数データは両方とも、32ビット(単精度)または64ビット(倍精度)のUFFフォーマットに対応します。

簡単なメニューインタフェース

DADiSP/UFFモジュールは、DADiSPのワークシートを用いて動作し、ボタン操作でアクセスします。UFFユーザーインターフェースは重要なファイル情報を表示し、自動的にUFFチャネル名を適切なDADiSPシリーズ名にします。

完全な解析システム

DADiSPは、UFFデータを使用した完璧な解析、表示、処理環境をサポートします。 DADiSP/UFFモジュールをDADiSPに取り入れることで、SPL、マクロ、コマンドファイルを通してデータインポートおよび解析アプリケーションを自動化して使用することが可能になります。

動作環境

DADiSP/PNRFモジュールの使用には、DADiSP 6.5 B04以上の動作環境が必要です。アップデートのご相談は弊社までご連絡下さい。

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