DADiSP/COMTRADEの機能詳細

ソフトウェアによって生成される16ビットのバイナリー・データ ファイル フォーマットです。 WDQファイルは、1以上のチャンネルを含み、A/Dの値をエンジニアリング・データに変換するための振幅単位とスケーリングパラメータを含んでいます。

COMTRADEデータファイルインポートモジュール

COMTRADEデータファイルインポートモジュール

COMTRADE (Common Format for Transient Data)は、電力会社のために開発されたIEEE基準(C37.111)を満たす重要なものです。IEEEの基準は電力シ ステムの故障データ・試験データ・シミュレーションデータ等に用いられるデータファイルのための共通したフォーマットを定義しています。またIEEE基準というのは、デジタル保護継電器・デジタルフォルトレコーダー・過渡シミュレーションプログラムのような一時データのソースを記述方法や、一時データが変わった場合のサンプリングレート・フィルター・レート変換について議論したりしています。C37.111-1999基準は、ヘッダーファイル(.hdr)・コンフィギュレーションファイル(.cfg)・データファイル(.dat)がデータ交換に必要であるということを決めました。

COMTRADEヘッダー変換

DADiSP/Comtradeは、COMTRADEコンフィギュレーションファイル内の自動変換情報をDADiSPのヘッダーファイルに入れることでCOMTRADEデータファイルをインポートします。ヘッダーはCOMTRADEのデータをDADiSPのシリーズへインポートするために用いられるDADiSP Import Facilityによって処理されます。

COMTRADE ASCIIフォーマットとバイナリーフォーマット

ASCIIフォーマットとバイナリーCOMTRADEファイルの両方をサポートしています。元々の仕様を満たしているファイルも改良されたものも受け取りが可能でかつ完全に処理されます。PTR (Potential Transformer Ratio : 変圧比) and CTR (Current Transformer Ratio : 変流比) のスケーリング要素は適したアナログチャンネルに適用されます。

シンプルなメニューインターフェース

DADiSP/Comtradeは、DADiSPのワークシートで起動し、ボタンを押すことでアクセスします。COMTRADEのユーザーインターフェースによって重要ファイルの表示と個々のチャンネルの選択が可能になります。COMTRADE time and count channelsがオプションとしてサポートされています。一度COMTRADEパラメータを定義した場合、COMTRADEデータはコンフィギュレーションファイルによってデータがその仕様となってインポートされます。インポートされたチャンネルは速やかに画面にプロットされます。

完璧な解析システム

DADiSPは完璧な解析・表示、そしてCOMTRADEデータを用いた処理環境を提供します。 DADiSPにDADiSP/Comtradeを入れることで、データのインポートの自動化・SPL(Series Processing Language)を通した解析アプリ・マクロ・コマンドファイルを作成するのが簡単になります。


お願い

DADiSP/ComtradeはDADiSP 6.0 B18かそれ以上のバージョンに対応しています。DADiSPのバージョンアップをご希望でしたら、我々までご連絡下さい。

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